独立行政法人国立病院機構 大分医療センター

〒870-0263 大分県大分市横田二丁目11番45号

TEL 097-593-1111

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院長のご挨拶

院長 奈須 伸吉

院長
奈須 伸吉

皆さん明けましておめでとうございます。

昨年末から暖かい日もあれば寒波が来たりで、みな様体調は大丈夫だったでしょうか。この冬には佐賀関の大火災がありましたが、二次避難所には被災された住民がまだ沢山残っています。できるだけ早い復旧が望まれますが、暖かい家の中で年を越せた私たちは本当に感謝すべきでしょう。

2020年からの6年間を振り返りますと、大分医療センターはウイルスパンデミックの洗礼を真っ先に受けて院内に暗雲が立ち込めましたが、高浜虚子の俳句「時ものを解決するや春を待つ」、正岡子規の短歌「真砂なす数なき星の其の中に吾に向かひて光る星有り」を紹介したり職員を励ました事もあった頃がずいぶん昔の事のように思われます。今では、職員のみなさんの頑張りと大分医療センターを応援してくれた方々のお陰で、職員みなに明るさと活気、落ち着きが戻り、むしろパンデミック前よりも地に足がついて謙虚になっているようにも見えます。地域住民や医療機関からの信頼はかなり回復し、患者からの意見も年々良くなっていますが、多くの職員が病める人の身になって優しく丁寧に接することが出来ているからだと思います。やはり時には苦労することも必要ですし、苦労すれば本当に一回り成長できるようです。また、医師会との合同研究会、健康フェアや歓送迎会、忘年会などの病院行事に参加した時には病院が復活したことを実感できています。この6年間私たち病院幹部は、すぐに答えが出なくても急がず焦らずに我慢しながら病院運営を行ってきましたが、ご協力いただいた職員のみなさんには心から感謝しています。

そして、2026年は丙午で物事が力強く前進する年とのことですが、そういう干支だからこそ浮つかずに足元を固めて着実に進んでゆくべきだと思います。私の院長任期も残り3か月になりましたが、最後まで落ち着いて役割を全うしたいと思っています。

当院には地域医療を支えるために必要な医療機器は揃っていますし、丁度良い規模で職員の顔も見えやすく働きやすい病院だと思います。昨今では、最先端の高額医療機器を売りにするいわば機械頼みの医療を売りにする風潮もありますが、真っ当な医療を行うためには職員の真っ当な姿勢が一番大切だと思います。職員はみな共同体の一員、お互いを尊重して思いやる。そして、愛の心・手で病める人々に寄り添う医療を実践することが当院の一番の売りだと思いますので、職員一同自信を持ってこの姿勢を続けたいと思います。医療は一生懸命やってもうまく行くこともあればうまく行かないこともありますが、謙虚さを忘れなければ今後も大分県東部地域を支える病院として立派に残ってゆけると思います。大分医療センターで働き、地域医療を支えていることに喜びと誇りを持ち、日々感謝の気持ちを忘れずに、決して先行きに対して悲観的にならずに、「患者・家族のために、自分のために、大分医療センターのために」より良い病院にしてゆきたいです。

みな様本年も大分医療センターをどうぞよろしくお願いいたします。

2026年1月 大分医療センター院長 奈須伸吉