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研修医
呼吸器外科
呼吸器領域疾患の外科治療は原発性肺癌、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍、肺結核その他の腫瘍性病変および気胸などの嚢胞性疾患などが対象となります。特に近年では末梢の腫瘤性病変に対する肺部分切除や気胸に対するブラ切除術は胸腔鏡下の手術が積極的に行われるようになっており患者さんに負担の少ない手術を目指しております。また、日本人癌死の1位である原発性肺癌についてはエビデンスに基づいて手術療法のみではなく化学療法や放射線治療を組み合わせた集学的治療を積極的に取り入れ治療成績の向上をはかるとともに気道狭窄に対するステント留置やレーザー治療なども施行し患者さまのQOLの改善も心がけた治療を行っております。セカンドオピニオンご希望のご相談も随時受け付けております。
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- 高祖 英典
- 部長(平成14年卒)
呼吸器外科 -
- 医学博士
- 呼吸器外科専門医合同委員会呼吸器外科専門医
- 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
- 日本外科学会外科専門医
研修医の皆さんへ
当科では年間約60例の手術を行っています。そのうち約30例が肺癌の手術で、標準術式である肺葉切除術を中心に、小型病変に対しては区域切除術あるいは部分切除術といった縮小手術も導入しています。開胸・閉胸といった基本的な手技に加え、気胸に対する胸腔鏡下肺嚢胞手術などでは術者として経験を積んでいただけます。肺癌においては診断から治療まで幅広く学ぶことができます。日進月歩の領域ゆえ最新のエビデンス・ガイドラインに基づいて治療を検討する必要がありますが、当院では呼吸器内科・外科、化学療法認定看護師、薬剤師のチームに加え、大分大学腫瘍内科より講師を招聘してキャンサーボードを開催し症例を検討しています。目の前の患者さんにとっての最善の治療を一緒に考えていきましょう。