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研修医
泌尿器科
泌尿器科は医師4名体制です。扱う領域は腎・尿路の悪性腫瘍や結石、炎症、尿失禁、慢性腎臓病(CKD)、前立腺・副腎・副甲状腺などの内分泌器官の腫瘍などで、広範囲にわたります。
現在、前立腺癌に対する腹腔鏡下前立腺全摘除術(LRP)や腎癌・副腎腫瘍など多数の腹腔鏡手術が、県内に数人しか居ない泌尿器腹腔鏡手術認定医によって、安全かつ精緻に行われています。この手術件数をさらに増やすことです。また、新病棟完成時に、血液透析室が10床に増床されたため、入院治療などを積極的に行っています。
- 腹腔鏡手術(副腎腫瘍、腎癌、腎盂尿管癌、前立腺癌など)
当科での17年間の全手術件数6000例のうち、腹腔鏡手術件数は600例を超え、県内ベスト3に入ります。特に、最高難易度の腹腔鏡手術である、前立腺癌に対する腹腔鏡下前立腺全摘除術(LRP)の件数は300例を超えました。 - 前立腺癌の検査(PSA高値などで癌が疑われた方)
MRI(拡散協調、直腸コイルなど)、生検(1、2泊入院) - 尿路結石の治療
体外衝撃波尿路結石破砕術(ESWL)、尿路結石内視鏡手術(PNL、TUL) - 慢性腎臓病(CKD)の治療
外来での腎機能の管理・栄養指導、CAPD外来、透析導入(HD、CAPD)、HD患者の入院治療(手術、シャントトラブルなど)、副甲状腺腫瘍の手術 - 前立腺肥大症や膀胱癌の内視鏡手術(短期計画的入院)、尿失禁根治術
おかげ様で、県内各所の医療機関との連繋も深まりました。今後も、急患や紹介には迅速に対応しますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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- 奈須 伸吉
- 副院長(昭和61年卒)
泌尿器腹腔鏡手術、CAPD -
- 医学博士
- 大分大学医学部臨床教授
- 死体解剖資格認定(病理解剖)
- 日本透析医学会専門医制度透析専門医
- 日本透析医学会認定医
- 日本泌尿器科学会泌尿器科指導医
- 日本泌尿器科学会泌尿器科専門医
- 日本泌尿器科学会西日本支部評議員
- 日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
- 日本泌尿器内視鏡学会評議員
- 臨床研修指導医
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- 住野 泰弘
- 部長(平成9年卒)
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- 医学博士
- 大分大学医学部臨床教授
- 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
- 日本排尿機能学会認定医
- 日本泌尿器科学会泌尿器科指導医
- 日本泌尿器科学会泌尿器科専門医
- 日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
研修医の皆さんへ
当科は大分県東部地域の泌尿器科のかなめです。腹腔鏡手術が得意です。一緒に楽しく有意義な研修をしましょう。
高齢化社会の到来により、ここ数年で泌尿器科疾患の患者は急増していますが、泌尿器科医は絶対数が不足しています。当科は日本泌尿器科学会認定の基幹教育施設であり、経尿道的手術(前立腺肥大症や膀胱癌)から、高度な腹腔鏡手術(前立腺癌・腎・副腎疾患など)まで幅広く対応しており、過去5年間の手術生検件数は年平均約500例で、県内有数です。
ローテート期間中は、手術・腰椎麻酔を中心に、外来診療と内視鏡検査や、血液透析・腹膜透析の導入・管理、病棟での尿路管理など、盛りだくさんの内容を一緒に行います。
ぜひ"これからの科"泌尿器科で共に汗を流して勉強しましょう。
臨床研修(3ヶ月当り)は、主に泌尿器科指導医とともに以下のことを行います。
1.外来診療(毎日)
- 主な泌尿器科疾患(腎・副腎腫瘍、腎盂尿管癌、膀胱癌、前立腺肥大症・前立腺癌、腎尿管結石、糸球体腎炎・腎不全、腎盂腎炎・膀胱炎、神経因性膀胱、尿失禁など)の基本的な診断と治療を修得する。
- 外来検査:尿検査尿道膀胱鏡検査(30例)、腎・尿路の超音波検査(100例)、尿流測定検査(20例)、膀胱内圧測定検査(5例)を行う。
2.血液透析(月・水・金)
- 内シャントエコー(10例)、大腿静脈カテーテル挿入(5例)を行う。
- 個人透析機・透析回路の基本を修得する。
- 内シャントの診察、体外循環時の患者の管理を修得する。
3.手術(毎日)
- 腰椎麻酔(50例)を行う。
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全ての手術・生検を執刀医とともに行う。
腹腔鏡下手術(副腎・腎・前立腺)・開腹手術(腎・膀胱・前立腺)などの全麻下手術(25例)
前立腺生検・尿路内視鏡手術などの腰麻下手術(80例)
内シャントなどの局麻下手術(10例)
時間外の急患・緊急手術にも参加してもらいます。 - ESWL(20例)
4.病棟診療(随時)
- 膀胱カテーテル留置(30例)を行う。
- 術後患者の管理を修得する。