診療科・部門ご案内 Section
放射線科
スタッフ紹介
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- 部長
- 牧角 健司
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- 日本医学放射線学会放射線診断専門医
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- 非常勤医師
- 本村 有史
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- 日本医学放射線学会放射線治療専門医
放射線科機能紹介
コンピューター断層(CT)、磁気共鳴(MRI)、超音波、血管造影、核医学(RI)、放射線治療(リニアック)等を駆使し、全臨床科との連携のもと、診断・治療を行っています。院内で得られるほとんどすべての画像に読影を提供し、各診療科に役立てていただいています。また、単に診断のみではなく、病変への動脈内薬剤注入・血管塞栓術・持続動注システムの設置などの血管内治療や胆道系疾患へのドレナージやステント留置等、胆道内治療も積極的に行っています。
放射線科診断医師3名、放射線治療医1名、診療放射線技師10名、看護師2名、受付1名より構成されています。また、日本医学放射線学会専門医制度による放射線科専門医修練協力機関に認定されています。
診療内容
画像診断
当院にて施行されるCT・MRI・核医学検査すべてを読影し、レポートを添付して主治医に送り、診療に役立てていただいています。また、他院で施行された諸検査も、依頼があれば読影しております。
超音波検査
平日の午前中に放射線科医により施行されています。予約をされていない患者さんの検査も、随時受け付けています。頚部、甲状腺、乳腺、腹部、下肢静脈などの検査を行っています。
造影検査
食道・胃・大腸等の消化管透視は、放射線科医により施行され、読影レポートとともに主治医に送られてきます。その他、経皮的胆管造影、下肢静脈造影等の造影検査も行っています。
血管造影
月曜・水曜の午後に施行しています。術前検査や、診断を目的とした検査は減少し、治療を目的とした血管造影が増加しています。主に肝腫瘤性病変への治療ですが、その他の臓器でも積極的に関与しています。薬剤の動脈内注入や血管塞栓術、さらに持続的動脈内注入のリザーバーシステム留置など、臨床各科との検討の上施行しています。
胆道ドレナージ
黄疸や、胆嚢・胆管炎等が対象です。ほとんどは緊急から準緊急として、依頼がありしだい速やかに施行しています。悪性疾患によるものでは、患者さんのその後のQOLを考慮した内瘻化やステント留置も施行します。
その他のIVR
膿瘍ドレナージ、嚢胞の硬化療法、CTガイド下(超音波ガイド下)生検など、手術と比較し侵襲の少ない治療や検査を行っています。
放射線治療
業界トップシェアを誇るVarian社の放射線治療装置を平成27年より導入しています。治療計画は、毎週火曜日に施行しています。
主治医の先生より放射線治療の依頼を受けた後、改めて治療の適応について吟味し、ご本人への十分な説明の後に治療計画に移ります。
治療は通常、土・日・祝日を除き、毎日照射を行います。副作用有無等の確認のため、毎週医師の診察があります。
放射線治療は一定の条件・管理の下で外来でも施行可能です。適応と思われる患者さんがおられましたら、電話でもかまいませんのでご連絡ください
RI内容治療(骨転移の緩和治療 ゾーフィゴ)
平成29年4月よりゾーフィゴ(ラジウム-223)を利用した有痛性骨転移に対する緩和治療を行っています。治療を行う為には血液学的機能が保たれていることや、骨シンチグラフィの取り込み増加部位と一致する疼痛部位を有する事等の基準があります。適応と思われる患者さんがおられましたら、地域医療連携室へ連絡をお願いいたします。
RI(核医学)及びMRIを利用した認知症診断(ものわすれ検査)
当院では早期の認知症(アルツハイマー型認知症(AD)、レビー小体型認知症(DLB)、前頭側頭型認知症(FTD)など)を調べる場合に、脳血流SPECTを用いた統計解析(eZIS解析)を行っています。同年代の正常脳血流と比較して、脳のどの部位で血流が低下しているかを評価することにより認知症診断の補助をしています。
またMRI検査において"T1強調画像"を利用し、専用ソフト(VSRAD)を使用して、早期ADに特徴的に見られる「海馬傍回の萎縮の程度」を解析評価するといった検査も行っております。適応と思われる患者さんがおられましたら、地域連携室へ連絡をお願いいたします。
他院よりの検査依頼への対応(インターネット配信)
各種放射線検査の依頼は、電話にて受け付けております。また、インターネット環境のある病院でしたら、事前登録後ネット予約も可能です。ネット予約された患者様は、検査後すぐに画像を確認でき、レポートもネットで配信されます。患者様には事前に検査の予約を取っていただきますようお願い申し上げます。
CT・MRに関しましては、地域の先生方の検査優先の時間帯を設けております。緊急性がある場合にも対応いたしますので地域連携室まで電話にてご連絡ください。